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絵画や立体作品をデータ化する際の注意点 |写真撮影編

「自分の描いた絵を集めた画集を作ろう」「長く保存出来ない作品をデジタル化して保存したい」など、絵画作品や立体作品の画像データ化が必要になる場合があると思います。

絵画などの平面作品の場合、A3以下の小さな作品ではスキャナを利用するケースがほとんどですが、より大きな平面作品や立体造形をデジタル化する場合、写真撮影を利用するケースもあるでしょう。
今回は、写真撮影を用いて平面作品や立体作品をデータ化する際の注意点をご紹介します。

カメラはできるだけ高解像度のものを

作品をデータ化する際に最も気を付けるべきなのが、「解像度」です。
スキャナの場合も同様に言えますが、丹精込めて作った作品を出来る限り忠実に表現するには、解像度の高いカメラを使用することが必須と言えます。

理想は一眼レフのデジタルカメラですが、コンパクトカメラでも最近の機種なら印刷サイズによってはほぼ使えます。
ただし、そのカメラの持っている”最大の画像サイズ”と”最良の画質モード”を選択されることをお勧めします。

ちなみに、はがきサイズにあたるA6の場合で約600万画素、A4サイズで1200万画素の性能があれば、印刷用データとして十分なサイズだと言えます。

したがって最近のスマートフォンに付属しているカメラでも画像自体のクオリティさえしっかりしていれば十分に印刷に耐えうる画像サイズで撮ることは可能です。

また、現在の一眼レフカメラですと大体1600〜2000万画素のものが主流ですので、その場合はB4〜A3サイズのフルトリミングまでは印刷適性が十分にあることになります。

光の当て方に注意する

作品を撮影する際は、基本を守って丁寧に撮影することが重要です。
一番大切なのはライティング、つまり光の当て方とカメラの垂直・水平が取れているかです。
特に平面作品の場合は光の当て方によって「てかり」や「色ムラ」が起こりやすく、またカメラの位置が正しくないと「歪み」が生じます。
歪んでいたり、作品に光が当たりすぎて白飛びが起きている、あるいは光が十分に当たらず暗くなっている写真では、作品の魅力が半減してしまいます。
直射日光の当たらない窓際で自然光を利用して、しっかりカメラを固定しての撮影を心掛けましょう。
理想を言えばカメラを固定する三脚と撮影用の光源、立体作品の場合は背景(白の大判紙など)やレフ板やディフューザーなどを用意して撮影したいところです。
これらの撮影機材を使った撮影方法を解説しているネット記事もいろいろありますので参考にしてみてはいかがでしょうか?

プロに依頼する

ここまで、ご自分で作品を撮影する場合の注意点を説明してきましたが、やはりプロが撮影したものと比べれば仕上がりの差は歴然とあります。
より精密に現実に近い形で表現したい場合には、ご予算と相談して有料の撮影サービスやスタジオを利用されることをお奨めいたします。

なお、からふね屋でも有料とはなりますが、デジタルカメラによる複写撮影サービスも承っています。
弊社におまかせいただくと、撮影から画像補正・加工まで一貫した作業をご提供できます。

撮影サンプル
からふね屋作品撮影サンプル01
撮影サンプル
からふね屋作品撮影サンプル02

写真撮影を用いて作品をデータ化する際に、気を付けるべきことをお分かりいただけたと思います。
作品発表のためにはデータ化は今や必須のプロセスです。
こだわりを持って、オリジナルに少しでも近づくデータ化を目指しましょう。

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