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自費出版のいろは

平面作品をデジタルデータ化する方法 |スキャナー編

「自分で描いた絵を画集にしたい」
「作った作品をデジタル化して保存しよう」
など、絵画やイラストなどの平面作品を制作していると、多くの場面で作品をデータ化する必要に迫られることがあると思います。

平面作品をデジタルデータ化する2つの方法

データ化の方法としては、大きく分けて

  • デジタルカメラで複写撮影
  • スキャナーでスキャニング

のふたつがあります。

デジタルカメラで平面作品を複写撮影

デジタルカメラで撮影する場合は、プロに依頼しなくても自分でも気軽に撮影することができる反面、それなりの設備(3脚・照明など)を揃えてそれを使いこなせる知識がないと、「歪み」や「色ムラ」「色飛び」などが起こりやすく、作品を正確にデータ化することができません。

また、プロに依頼したとしても、作品を原寸でデータ化したい場合カメラの最大解像度以上の大きなサイズで撮影することができない(最大級の5,000万画素カメラでA2サイズ=420mm×594mmぐらいまで)というデメリットもあります。

スキャナーによる平面作品のデータ化

一方スキャナーの方は、カメラ撮影ほど高度な技術や知識がなくても品質の高いデータを取り込むことができますが、昨今はデジカメの普及にともない家庭向けスキャナーはあまり見かけなくなりました。
A4スキャナー

しかし最近の事務用コピー機はFAXとともにスキャナーも複合化されていて、A3サイズまでなら気軽にスキャニングできるようになりました。

とは言っても印刷会社などが持っている業務用のスキャナーと比べると、機器面の性能差に加え、専門のスタッフが操作するので細かな品質にはどうしても差が出てしまいますが・・・

加えてスキャナーの分野もどんどん開発が進んでいて、A2やA1サイズのフラットヘッドスキャナーや、非接触型の大判サイズ対応のスキャナーによるスキャンサービスを提供する業者さんも多数できてきて、選択肢はかなり広がってきました。
特にこれらのスキャナーでは光が一定していて均一に当たるため、カメラ撮影に比べて凹凸の立体感や金・銀など光沢がある部分の再現が秀でています。

さらに非接触型のスキャナーは、超高精細で大きな原稿サイズもスキャニングできるうえ、原稿に触れることもないので作品を傷つける心配もなく、フラットヘッドと違って厚みのある原稿にも対応ができるという特徴があります。

まとめ

このように見てくると、平面作品の場合、気軽にご自分でスキャニングすることもできますが、作品のサイズやオリジナルの復元性にこだわるのでしたら、印刷会社や専門業者に依頼してスキャナーで作品をスキャニングすることをおすすめいたします。

なお、からふね屋でも有料とはなりますが、お客様のご意向、作品の状況やご予算に合わせて、各種スキャナによるスキャニングはもちろん、デジタルカメラによる複写撮影なども含めて後の印刷工程との兼ね合いも鑑みながら、ケースバイケースで最適な方法をご提案・ご提供しています。

実際に弊社でスキャニングから受注した制作実例はこちらをご覧ください。

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