世界中に広がったコロナ禍によって、テレワーク、オンライン会議、ECショップなど世の中が一気にデジタル化に舵を切った感じですが、印刷・出版業界では書籍の電子化がすでに数年前から進んでいて、アマゾンをはじめ電子ブック配信・販売サイトもたくさんあり、電子ブックでの読書はもう珍しいことではなくなってきました。
簡単にできる電子ブック
弊社でも約8年前から、主にカタログ・パンフレットを中心に印刷用のデータをそのまま転用できる電子(デジタル)ブックの制作に取り組んできました。
具体的には、印刷レイアウトデザイン用のアプリケーションソフトで制作されたデータを一旦PDFデータに出力し、このデータをさらにHTML5データに書き出すシステムを採用していて、出来上がったブックはブラウザ上で閲覧でき、さらにHTML5なのでマルチデバイスに対応しているため、PCだけでなくスマホやタブレットの画面にも最適化して表示することができます。
また、専用のスマホアプリも用意されていて、アプリ上で閲覧することも可能です。
気軽に電子ブックで自費出版
このシステムを利用すれば印刷用データさえあれば、いつでも簡単に自費出版、個人出版を電子ブックとして公開することができます。
自費出版、個人出版をお考えの方の悩みは、
- 印刷費用や配送費などコストが高い
- どれだけの部数を作ればよいかわからない
- 在庫スペースがない
- 配る方法がわからない
などがあると思いますが、これらのお悩みは、電子ブックならずばり解決できます。
まず、自費出版、個人出版を刊行しようと思うと
- 編集費
- レイアウト・デザイン費
- 印刷・製本費
- 郵送などの配送費
などの費用がかかります。
編集はご自分でなんとかするにしても、レイアウト・デザインは専用のソフトが必要なうえ、それなりのスキルも必要なため印刷会社やデザイナーに依頼することになります。
そして「印刷・製本」と「配送」も当然専門スタッフを抱える会社に発注しなければなりません。
特に「印刷・製本」はページ数や印刷部数に比例して価格が高くなりますし、カラーページも非常にコストがかかります。
そして、部数を多く刷れば1冊あたりの単価は下がりますが、トータルのコストは膨れあがりますし、もし在庫する必要があるなら、そのスペースと重量も馬鹿になりません。
とは言っても、最初の部数を少なく刷って、足りなくなってから再版するのも非常にコストがかかります。
電子ブックのメリット
これに対して、
電子ブックの制作なら、
- 印刷・製本費用が必要ない
- インターネットで公開するので配送費がいらない
- 無制限に誰でも見てもらえる
- 在庫スペースが物理的に必要ない
- 改訂が必要な場合も非常に安価でできる
などが大きなメリットとして挙げられます。
この他にも
弊社で導入している制作システムを使用すると
- 公開用サーバーは弊社が無料で提供
- 音声や動画も埋め込める
- リンクの設定もできる
- QRコードで共有できる
- シェアボタンが設置され、SNSなどで共有できる
- 会員限定コンテンツとしては配信可能
つまり、お客様で必要な費用は、「レイアウト・デザイン費」+電子ブックへのデータ変換費のみとなるうえ、もし電子ブックを公開したあとに、紙に印刷した本も発行したくなったら、今度は「印刷・製本費」さえ出せば、リアルな本も制作できます。
電子ブック制作費用
下記の「レイアウト・デザインデータ制作費」+「電子ブック用データ変換作業費」の合計金額が費用となります。(税込)
電子ブックの公開に必要なサーバーは、弊社で無料提供し、リンク用URLアドレスをお知らせします。
また、ご自分のウェブサイトに埋込をご希望の場合は、埋込用コードを支給させていただくことも可能です。
レイアウト・デザインデータ制作費
エッセイなどテキスト主体の場合 | 基本料40,000円 |
1Pあたり1,650円〜 | |
写真集・画集などビジュアル主体の場合 | 基本料50,000円 |
1Pあたり3,300円〜 |
※テキストデータ・画像データはすべてご支給ください。
※撮影・作品複写などは別途お見積り申し上げます。
電子ブック用データ変換作業費
PDFデータ変換作業 | 一律22,000円 |
サンプル
こちらが実際に印刷用レイアウトデータを作成し、そこから電子ブックを出力し、サーバーで公開した本のサンプルです。
出典元は、弊社ウェブサイトで連載中のご近所紹介ウェブマガジン「京都仁王門上ル下ル」から抜粋した記事を、レイアウトソフトで再編集した記事をもとにつくりました。