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印刷用語集

付け合わせ

こちらの記事は、旧サイト・ブログの記事を加筆・修正したものです。
付け合わせ

付け合わせとは?

一般の方にはあまり耳慣れない用語かもしれませんが、たとえばA4サイズのチラシを印刷する場合は、菊判(もしくA判)サイズの全紙(フルサイズ)に8丁付け、あるいは半裁(全紙の1/2)に4丁付け、4切(全紙の1/4)に2丁付けなど、印刷機械の大きさと印刷数量の兼ね合いに合わせて、1枚の紙に同じ絵柄を複数同時に印刷します。

ところが、チラシなどを印刷する時、複数店舗で同じチラシをいっしょに使うときなど、店名など一部だけを差替えて2種類以上を同時に印刷するケースなどがよくあると思います。こんなとき一定の条件がそろえば、印刷費がお得になるのが「付け合わせ」です。

たとえばA4サイズのチラシを10,000枚印刷するときは、菊判(もしくA判)の全紙に8丁付けたものを印刷機に1,250枚通します。

菊全8丁付
菊全8丁付

ところが店名をX店とY店の2つに差し替えてそれぞれ10,000枚ずつ同時に印刷する場合は、X店用とY店用の印刷を2回繰り返すより、菊判(もしくA判)の全紙にX店を4丁とY店を4丁「付け合わせ」て2,500枚印刷する方が得になります。

菊全2種各4丁付
菊全2種各4丁付

なぜなら、印刷の通し数は2種を別々に印刷しても付け合わせてもどちらも合計で2,500枚ですが、印刷基本料や刷版の数が付け合わせにすると半分で済むからです。(他に予備紙の枚数も若干少なくて済みます)

付け合わせができる条件

紙質・紙厚・色数・刷り色のすべての条件が同じでなければ、付け合わせは出来ませんのでご注意ください。

ここでご紹介したのはほんの一例で、ほかにも3種、4種またそれ以上を同時に印刷する場合や、場合によってはサイズの違うものや数量の違うものを「付け合わせ」することもできます。
ただしケースバイケースで条件が変わってきますので、すべて付け合わせの方が得とは限りません。
ですので実際の案件ごとに発注する印刷会社の営業担当者とよく打合わせされることをお勧めいたします。

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