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印刷見聞録 ( 9 )

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からふね屋1927年営業のしおりゴシック体イメージ
印刷見聞録
今回は弊社の1927年製活字見本帳「営業のしおり」からゴシック体を紹介します。 そもそもゴシック体は欧文のサンセリフ体の影響を受けて生まれた比較的歴史の浅い書体ですが、活字全盛の時代には、ほとんど明朝体とゴシック体のみで文字は組まれており、その中でも明朝は本文用、ゴシックは見出しや強調用にと使い分けられており、その流れ...
からふね屋1927年営業のしおり明朝体イメージ
印刷見聞録
弊社の1927年製「営業のしおり」のご紹介も早3回目、今回からはいよいよ活字の書体見本のページをご覧いただきます。 当時使っていた活字がどのメーカーさんのものか残念ながら記録には残っていないのですが(下の画像をみてわかる方がいらっしゃったら是非ご一報ください)、おそらくこの時代の活版印刷工場としてはかなり豊富に書体は持...
からふね屋1927年営業のしおりイラストアップ
印刷見聞録
前回に引き続き弊社の1927年製の「営業のしおり」を紹介していきたいと思います。 今回は前半部分に掲載されている製版見本のページを見ていきます。 当時の版は凸版であり、亜鉛や銅版を感光・腐食して作ったものです。 まずは三色分解のカラー印刷、いわゆる原色版印刷の見本です。 当時はスキャナーなどない時代ですから、色分解フィ...
からふね屋1927年営業のしおり 表紙
印刷見聞録
弊社は今年で創業97周年を迎えましたが、実は創業当時を伝えるような資料はほとんど残っていないのが実状です。 そんな中で唯一といってもいいものがこの1927年製の「営業のしおり」です。 この「営業のしおり」は、いわゆる印刷見本帳のようなもので、おそらく当時のお得意先様などに配ったものだと思われます。 中身は書体見本、2色...
デジカメ画像を印刷用に変換する方法
入稿の手引き
現在では、写真画像と言えば、ほぼ100%デジタルカメラで撮影されており、携帯電話やスマートフォンで撮られたものでも解像度サイズは充分印刷用データとして耐えうるものになりました。またプロのカメラマンも自らRAW画像を「現像」して、データ入稿されることが普通の状況になりました。 RAW画像(ローがぞう、英: Raw ima...
オフセット印刷機
印刷見聞録
予備紙はなぜ必要? 印刷とは、予め決められた枚数を複製する技術です。 そのためには複写するための用紙を準備しますが、その際、実際に必要な印刷枚数に加え、一定数の予備紙をいっしょに用意します。 この予備紙の用途は、 刷り出し損紙・・・版の見当合わせや、色濃度調整、色合せなどのための試し刷りのために使う。 刷り損紙・・・印...
マイクロメータ
印刷見聞録
紙の厚さを計る計測器 印刷屋さんにとっては馴染みの深いマイクロメータですが、一般の方はあまり使われることは少ないと思いますので、まずはマイクロメータの説明から・・・ マイクロメータはその名の通り、マイクロメートル単位つまり1000分の1ミリレベルの厚さを計る計測器の総称で、印刷で使う場合は0.01ミリ単位のものを主に使...
Mインキ・Sインキ
印刷見聞録
今年の冬は大変厳しい寒さでしたが、ようやく3月に入って、春を感じさせるおだやかな陽気になってきました。 ところで、季節の変わり目は毎日気温が大きく上下したりするので不断健康な人でも体調を崩すことも多くなりますが、、印刷の現場も気温の急激な変化は大きな影響が出ます。 前日に印刷したインキが乾かない!? 数年前の話になるの...
セキュリティは大丈夫?
うぇぶ事始め
あいかわらず不正アクセスによる個人情報の流出が大きな話題になっていますが、弊社でも他人事ではなくて、3年ほど前にほんの一瞬会社のお問合せ用に公開しているメールアカウントが乗っ取られてしまい、そのアカウントを使って勝手に大量のメールが送られるという事故がありました。 朝パソコンを開くと・・・ 不正送信は夜中の2時ごろから...
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