今回は弊社の1927年製活字見本帳「営業のしおり」からゴシック体を紹介します。 そもそもゴシック体は欧文のサンセリフ体の影響を受けて生まれた比較的歴史の浅い書体ですが、活字全盛の時代には、ほとんど明朝体とゴシック体のみで文字は組まれており、その中でも明朝は本文用、ゴシックは見出しや強調用にと使い分けられており、その流れ...
弊社の1927年製「営業のしおり」のご紹介も早3回目、今回からはいよいよ活字の書体見本のページをご覧いただきます。 当時使っていた活字がどのメーカーさんのものか残念ながら記録には残っていないのですが(下の画像をみてわかる方がいらっしゃったら是非ご一報ください)、おそらくこの時代の活版印刷工場としてはかなり豊富に書体は持...
前回に引き続き弊社の1927年製の「営業のしおり」を紹介していきたいと思います。 今回は前半部分に掲載されている製版見本のページを見ていきます。 当時の版は凸版であり、亜鉛や銅版を感光・腐食して作ったものです。 まずは三色分解のカラー印刷、いわゆる原色版印刷の見本です。 当時はスキャナーなどない時代ですから、色分解フィ...
弊社は今年で創業97周年を迎えましたが、実は創業当時を伝えるような資料はほとんど残っていないのが実状です。 そんな中で唯一といってもいいものがこの1927年製の「営業のしおり」です。 この「営業のしおり」は、いわゆる印刷見本帳のようなもので、おそらく当時のお得意先様などに配ったものだと思われます。 中身は書体見本、2色...
現在では、写真画像と言えば、ほぼ100%デジタルカメラで撮影されており、携帯電話やスマートフォンで撮られたものでも解像度サイズは充分印刷用データとして耐えうるものになりました。またプロのカメラマンも自らRAW画像を「現像」して、データ入稿されることが普通の状況になりました。 RAW画像(ローがぞう、英: Raw ima...
あいかわらず不正アクセスによる個人情報の流出が大きな話題になっていますが、弊社でも他人事ではなくて、3年ほど前にほんの一瞬会社のお問合せ用に公開しているメールアカウントが乗っ取られてしまい、そのアカウントを使って勝手に大量のメールが送られるという事故がありました。 朝パソコンを開くと・・・ 不正送信は夜中の2時ごろから...