仕様 | |
判型 | A5判 本文236P |
紙質 | 表紙:OKミューズコットンあざみ 4/6判 118kg 見返:タント P-72 4/6判 100kg 大扉:あらじま 白 4/6判 100kg 口絵:コート 菊判 62.5kg 本文:ラフクリーム琥珀 A判 42.5kg |
印刷 | ケース・表紙:箔押 口絵:プロセスカラー4色 本文:スミ1色 |
製本 | かがり綴じ並製本 表紙小口折 ケース付 |
今回紹介する自費出版の制作事例は、少し前のものになりますが、2010年7月に上梓された漢詩集「花信(はなたより)」です。
著者のK様が洋画も嗜まれていた関係で、弊社のお得意先でもある画材屋さんの伝からご紹介いただき、またK様が所属されていた洋画同好の会でご指導されていた先生も弊社とご縁があったこともあり、この漢詩集の制作をお手伝いいたしました。
K様はこの本を出版される30年前から漢詩に親しみ、禅寺の老師や雲水に教えを請われ、日中友好漢詩協会の作詩会に入会して本格的に学ばれてきました。
本文には、この間に詠まれた96首の漢詩と、24年干支二回りにわたって年賀状に詠まれた漢詩に併せて、お得意の洋画作品も3点口絵で披露されています。
あまり仰々しい体裁はお好みでないとのことで並製本を選ばれましたが、綴じは糸かがり、表紙と共紙のケース入りで、著者のお人柄を思わせる慎ましくも品格ある本に仕上がりました。