
「いつか、自分の写真を本にまとめたい」
そう思いながら、何年もシャッターを切り続けている方はいませんか。今回ご紹介する牧野真也様も、そのお一人でした。
牧野様は京都府舞鶴市の中央に位置する五老岳を、長年にわたってライフワークとして撮影されてきました。五老岳は近畿百景の第一位に選ばれるほどの景勝地で、東舞鶴と西舞鶴を分けるように聳えるこの山に、牧野様は数えきれないほど足を運び、ときには一日に何度も山頂へ向かいながら、刻々と変わる光と景色をカメラに収め続けてきました。その積み重ねが、今回の写真集「BEAUTY OF MT.GORO VOL.1」として結実しました。
ご相談から完成まで——からふね屋との制作の歩み
牧野様とのご縁は、オンラインでのお問い合わせからはじまりました。その後、弊社(京都・岡崎)にお越しいただき、実際に紙見本をご覧いただきながら、用紙の質感や色の出方について丁寧にお打ち合わせを行いました。
写真集において最も重要なのは、撮影者が意図した色をどれだけ忠実に再現できるかです。牧野様ご自身が撮影された作品だけに、色へのこだわりは非常に強くお持ちでした。そこで弊社では次のような制作フローをご提案し、ご納得いただいた上で制作を進めました。
- 画像データをRGB・TIFF形式でご入稿いただき、弊社がCMYK変換と色補正を担当
- 補正後の画像を一度お戻しし、InDesignで再配置の上、PDFで最終入稿
- 簡易カラー校正を2回、さらに本紙・本機色校正を全ページで1回実施
- ISBNはお客様にて番号取得、バーコードは弊社で作成してデータ納品
色校正の段階では、印刷後の実際の発色をご確認いただきながら調整を重ねました。「自分が見てきた五老岳の空と雲の色を、そのまま紙の上に出したい」という牧野様のご要望に、弊社スタッフも全力で向き合いました。

用紙と仕様——作品の世界観を支える素材選び
写真集の仕上がりを左右するのは、印刷技術だけではありません。用紙の選択も、作品の印象を大きく変えます。
今回の写真集では、本文用紙にシルバーダイヤ(135kg)を採用しました。この用紙は微塗工紙の一種で、写真の精細な描写力を保ちながらも、光沢がきつすぎず、自然の景色を穏やかに見せてくれる質感が特長です。五老岳の朝もやや夕景の柔らかな光を表現するのに、とてもよく合っていました。
表紙にはインペリアルマット(180kg)を使用し、マットPP加工を施しています。手に取ったときのしっとりとした手触りと、落ち着いた高級感が、写真集としての存在感を高めています。
| 仕様 | |
|---|---|
| 判型 | 200×200mm(正方形) |
| ページ数 | 本文カラー32ページ |
| 表紙用紙 | インペリアルマット 180kg・マットPP加工 |
| 本文用紙 | シルバーダイヤ 135kg |
| 印刷 | 表紙4色+マットニス、本文4色両面 |
| 製本 | 無線綴じ |
| ISBN | あり(お客様取得) |
200mm角という正方形のサイズは、風景写真を余白を活かして大きく見せるのに適したフォーマットです。横長の景色も縦長の景色も、自然にレイアウトできます。
©牧野真也
完成した写真集は、地元の観光施設でも販売中
完成した「BEAUTY OF MT.GORO VOL.1」は現在、舞鶴市内の下記施設でお求めいただけます。
- 五老ヶ岳公園・五老スカイタワー(京都府舞鶴市字上安237)
- SKY CAFE nanako
- 舞鶴市赤煉瓦パーク 物販フロア
地元の観光スポットで販売されることで、訪れた方の記念品や土産としても手に取ってもらえる——写真集が、故郷への愛着を伝える媒体として地域に根づいている姿が印象的でした。
おわりに——「いつか本にしたい」を、今年の目標に
牧野様の写真集を拝見して、改めて感じたことがあります。写真集や画集は、単なる「本」ではありません。撮影者・制作者が積み重ねてきた時間と情熱の結晶です。
「自分の写真や絵を本にまとめたい」というお気持ちをお持ちの方は、ぜひ一度、からふね屋にご相談ください。用紙の種類、部数、予算帯、入稿方法——どんな小さな疑問にも、丁寧にお答えします。完成品のサンプルもご覧いただけます。













