2018年４月に弊社のお得意様の呉服店が京都での展示会のためにご発注いただいた案内状です。
この呉服店は50年ぐらいご愛顧いただいているお客様で、年に数回開催される展示会の案内状の制作を承っています。
いつもお客様とご相談させていただきながら、図案の選定やデザイン、紙質などを決めています。
普段は和紙とシルクスクリーン印刷の組み合わせが多いのですが、このときは以前よりお客様からご要望のあった切り絵の図案で型抜きした案内状となりました。

通常は印刷物の型抜きというと、木型を作ってトムソン機で打ち抜き加工することがほとんどなのですが、今回の場合、非常に細かい図案であるため木型の制作が不可能で、レーザー加工機によるレーザーカットで対応しました。

レーザー加工の場合、加工に非常に時間がかかってしまうため数量が多いと費用や納期の面で対応がかなり難しいのですが、幸い今回は200部という数量であったためなんとかぎりぎり実現することができました。

図案は弊社のアーカイブにあった京都の御室桜の切り絵を原稿にイラストレーターでデジタルデータ化しました。

お陰様で、呉服専門店様からは案内状を受け取ったお客様から非常に好評であったと後ほどお聞かせいただけました。

製作
DTP担当：堀尾（からふね屋）
印刷管理：株式会社からふね屋