昨年、この制作事例サイトでも紹介させていただいた作品集「ー書の心　絵の心ー」に続き、前衛書・現代書作家・江見容子様の作品集の制作を新たに承りました。

前回の作品集はこちら
↓
江見容子作品集　ー書の心　絵の心ー

今回も、8月に兵庫県民会館で開催される個展「時の流れ　江見容子展」に合わせて図録を兼ねた作品集としてご依頼いただきました。

今回は、コロナウィルス禍の続く中、江見様ご自身も個展の開催は非常に迷われたようですが、３蜜にならないよう開催期間を長めに設定、受付に人をおかず、作家ご本人もほとんど在廊されない形式をとることで、兵庫県民会館のご協力も得られ、開催を決められました。

作品集のほうは、仕様などは前回のものをほぼ踏襲していますが、特に特徴を上げるとするなら、江見様の強ってのご希望でトレーシングペーパーに作品を印刷したページを加えたことです。


写真では少しわかりにくいのですが、もともと透け感のある作品の特徴を活かすためチャレンジしました。

入稿方法は、今回も江見様がカメラで撮影されたり、スキャナーでスキャニングされた画像データをご支給（掛け軸作品のみ弊社で撮影）いただき、弊社でレイアウト。画像補正の作業を行った後、色校正を経て、印刷・製本ののち無事７月中に納品させていただきました。

製作
レイアウト・DTP担当：南北由美（からふね屋）
印刷管理：株式会社からふね屋
軸装作品撮影：フジキパワーステーション