【うぇぶ解説】その17 オウンドメディアって知ってます?

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みなさんは「オウンドメディア」という言葉を聞いたことがありますか?

オウンドメディアとは?
ウェブマーケティングの世界では少し前からよく耳にするのですが、言葉の意味としては広義の解釈では直訳の通り「自前の媒体」、つまりウェブのみならず、会社案内や広報誌、カタログ、パンフレットなどの印刷媒体も含む企業や団体が自ら発信している情報すべてを指します。

ただ、今ウェブマーケティングで注目されているのは、企業などが自ら運営するウェブサイト、特にブログから発せられる様々な情報についてです。

ビジネスブログとの違いは?
なので、普通に企業がウェブサイトで発信しているビジネスブログもオウンドメディアといえますが、さらに狭く定義すると、ビジネスブログは自社のサービスや商品を中心に情報を発信するのに対して、今オウンドメディアと呼ばれているのは、さらに踏み込んで(潜在も含む)ユーザーや消費者にむけて広く役立つ情報をユーザー目線に立って発信することによって自社への信頼やイメージをアップさえ結果的に利益に結びつけようとするのが特徴です。

とはいえ、実際に発信するプラットフォームはほぼブログ中心となりますし、結局どれだけユーザーの視点に立って、ユーザーに役立つコンテンツ(記事)を提供できるかが成否の鍵を握っている点は、ビジネスブログとなんら違いはありません。

今なぜオウンドメディアなのか?
ではなぜ今オウンドメディアという手法が注目を浴びているかというと、以下の理由が挙げられます。

  • 広告(ペイドメディア=Paid media)を補完し、広告効果を高める
スマホやソーシャルメディアの発展にしたがって情報の流れが企業主導からユーザー主導に移りつつある中、一方通行で一過性になりやすい広告を補完する機能とともに、ストック型である利点を活かし、広告費の削減にも寄与することが期待されています。

  • グーグルのアルゴリズムの変化に対応する
被リンク対策やキーワード施策からコンテンツ重視に向けてのグーグルの検索アルゴリズムの方針が明確になるにつれ、コンテンツマーケティングという手法がもてはやされ、オウンドメディアの重要性も高まりました。

  • ソーシャルメディアとの連携によるコンテンツの流動化
TwitterやFacebook、Instagram、などソーシャルメディアは強力なメディアとして完全に定着しましたが、フロー型であるためコンテンツを資産として蓄積することが難しいため、オウンドメディアをアーカイブとして捉え、コンテンツのハブとしてソーシャルメディアと連動させることによって継続的にユーザーとの接点を確保できます。

  • メディアアクセス環境の変化
スマホの発展によりユーザーは移動時間や待ち時間などの「暇つぶし」としてウェブコンテンツで時間を消費している傾向が強い中、オウンドメディアでコンテンツを提供することで自然な形で情報を届けることができます。

オウンドメディアの弱点
ここまでオウンドメディアのメリットばかりを紹介してきましたが、もちろんデメリットというか、オウンドメディアにも弱点はあります。

  • 成果はすぐには出ない
まず、オウンドメディアは短期的な効果を期待することはできず、すぐには成果は上がらないということです。
特にSEO対策としてグーグル検索の上位に表示されるためには、上質なコンテンツを書き続け、資産として一定量蓄積されるとともに、自然な被リンクも集まってくる必要があります。
したがってオウンドメディア運用の評価には長い目が必要となります。

  • 運用には手間がかかる
運用にまたオウンドメディアを実際に運用するには継続的に良質なコンテンツを作り続けることが必要となります。
原則的には内製化すべきですし、もし外注するとしてもその業務管理には多大な手間とコストがかかると考えて良いでしょう。

ただ、逆に言えば内製化でオウンドメディアがうまく運用できれば、非常に費用対効果の高い販売戦略の可能性を秘めていると言えるのではないでしょうか。

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プロフィール

堀尾武史
株式会社からふね屋 代表取締役

昭和36年生まれの丑年
京都生まれ京都育ちの印刷屋四代目社長。
小学1年から大学4年まで剣道にひたすら明け暮れ、一応各年代で全国大会には出場、入賞なども果たす。
同志社大学卒業と同時に親戚の印刷会社で修行、ここで大いにしごかれ現在に至る。
自社にあった活版印刷から写植、フィルム時代を経て現在のDTPまでひと通り印刷については経験、美しい印刷を愛す。
趣味はお酒とアート鑑賞、読書、音楽(JAZZ・ROCK・POP・REGGAE・CLASSICなどオールランド)、TV鑑賞(ガイアの夜明け・カンブリア宮殿・たけしアートビートなどがお気に入り)、ウォーキング。