京都で印刷をまかせるなら からふね屋

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からふね屋1927年営業のしおり欧文メージ
印刷見聞録
8回に渡って弊社の1927年製の営業用印刷見本帳をご紹介してきましたが、いよいよ今回が最終回の「欧文書体編」です。 この見本帳には欧文書体の種類が非常にたくさん用意されています。 活版印刷の場合、文字を組むためには大量の活字が必要になりますが、文字の種類が膨大な和文にくらべて、欧文書体は1つの書体で必要な文字数が絶対的...
手漉き和紙 紙漉き工程 断面

和紙

全国にある和紙の産地 今回のテーマは和紙です。 洋紙が大きなメーカーでナショナルブランド的に生産されるのに対し、和紙は、全国の産地に点在する比較的小規模なメーカーや家族内手工業的な生産者がそれぞれ独自に生産しています。 したがって地域ごとにブランド化されており、主な産地である越前和紙や、土佐和紙、美濃和紙などのほか、非...
からふね屋1927年営業のしおり挿絵イメージ
印刷見聞録
いつの間にか7回目まできてしまった弊社の1927年製「営業のしおり」の紹介ですが、今回は挿絵用イラストのページをご覧いただきます。 どの絵も大正から昭和初期の香りを伝えるようなレトロ感溢れるものばかりですので、今回も全ページの画像をアップします。 ところで今ご紹介した画像の中で2番目(P46)にはからふね屋のマークを彷...
仕上がり本と束見本
印刷見聞録
束見本とは 主に書籍を製作する場合、事前に表紙と見返しや本文、それに口絵や扉など本番と同じ用紙を使って、同じく本番と同じ製本方法で作るサンプルのことです。通常は、本の編集や印刷工程に入る前に用意するので、用紙は本番と同じ紙で、印刷する前の無地(白地)を使って作ります。 束見本は、本の仕上がりイメージを掴むためのほか、背...
からふね屋1927年営業のしおり装飾花形・飾り罫イメージ
印刷見聞録
弊社製作の1927年の活字見本帳から今回は「装飾花形・飾り罫」のページをご紹介します。 オフセット印刷の時代と違って、活版印刷はデザインワークとしては出来ることが限られていましたが、そんな中で装飾花形や飾り罫はデザインにアクセントを付ける上で重要なアイテムだったと思います。 どれもこれも美しい花形や罫線ばかりなので、少...
からふね屋1927年営業のしおり隷書体イメージ
印刷見聞録
前々回の「明朝体」、前回の「ゴシック体」に続き、今回は弊社1927年製「営業のしおり」から「楷書体」「草書体」「隷書体」を紹介します。 ゴシック体編でも述べていたように、この見本帳が作られた当時は書体は明朝体とゴシック体のみでほとんど構成されていたようで、ここに紹介する「楷書体」「草書体」「隷書体」まで揃えている印刷所...
からふね屋1927年営業のしおりゴシック体イメージ
印刷見聞録
今回は弊社の1927年製活字見本帳「営業のしおり」からゴシック体を紹介します。 そもそもゴシック体は欧文のサンセリフ体の影響を受けて生まれた比較的歴史の浅い書体ですが、活字全盛の時代には、ほとんど明朝体とゴシック体のみで文字は組まれており、その中でも明朝は本文用、ゴシックは見出しや強調用にと使い分けられており、その流れ...
からふね屋1927年営業のしおり明朝体イメージ
印刷見聞録
弊社の1927年製「営業のしおり」のご紹介も早3回目、今回からはいよいよ活字の書体見本のページをご覧いただきます。 当時使っていた活字がどのメーカーさんのものか残念ながら記録には残っていないのですが(下の画像をみてわかる方がいらっしゃったら是非ご一報ください)、おそらくこの時代の活版印刷工場としてはかなり豊富に書体は持...
からふね屋1927年営業のしおりイラストアップ
印刷見聞録
前回に引き続き弊社の1927年製の「営業のしおり」を紹介していきたいと思います。 今回は前半部分に掲載されている製版見本のページを見ていきます。 当時の版は凸版であり、亜鉛や銅版を感光・腐食して作ったものです。 まずは三色分解のカラー印刷、いわゆる原色版印刷の見本です。 当時はスキャナーなどない時代ですから、色分解フィ...
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